ダグラスレイン オールドパティキュラー ダルユーイン12年 2003年
色:ゴールド
香り:中核には甘い香りがあるが、少し広がりに乏しい。
ショウガや、スパイス様の香りも。
味わい:ややライト〜ミディアムボディ。
麦の甘さ。お菓子様だが、ベタベタに砂糖甘いニュアンスではない。柑橘の様なフレッシュさも隠れている。
余韻はそれほど長くないが、嫌な苦みなども残らない。
総評:7点(10点満点)
飛び抜けた個性はないですが、いつまでも飽きずに飲んでいられる優しさのある一本でした。
さて、少し蒸留所のお話。
ダルユーイン(Dailuaine)は、スコットランドのスペイサイド、スペイ川中流域にある蒸溜所です。
名前の意味は「緑の谷間」で、創業は1852年。仕込み水はバリームーリック・バーンと呼ばれる小川の水。以前はタリスカーと合併し、第二蒸留所としてインペリアルを所有していましたが、現在はディアジオ社の傘下へ入り、インペリアルは閉鎖されてしまいました(現在、同蒸溜所内跡地には、ペルノリカール社傘下のメガ蒸溜所ダルメニャックが建てられています)。
今回飲ませていただいたのは、ダグラスレイン社のボトリングです。
ダグラスレイン社のオールドパティキュラーシリーズでは、18年以下の熟成品は48.4度、19年以上のそれは51.5度に加水調整されて、ボトリングされます。
フレッド・レイン氏拘りの調整度数とのことですが、私には美味しいか否かの判断しかできません(笑)。
こちらは、駒込のBAR、Aesさんでいただきました。
ごちそうさまでした。
【参考文献】